牛を描き続ける画家で久御山中教諭  小原 睦代さん(59)
 
 京都新聞 4月13日(日)配信             
 
  テーマは,牛一筋。太陽に向かう牛の群れ。迫力のある大きな牛の顔。吉野杉の焼き板に,絵の具を盛り上げ,ひっかき,「生への賛歌を描きたい」と描き続ける。毎年,出品する二紀展の吉野純副理事長は「剥き出しの感性が訴えるリアリティーは,すさまじいほどの迫力」とエールを送る。 
 絵との出会いは,和歌山県に住んでいた幼児のころ。「絵を描いているときが楽しそうやし,習わせてあげて」。幼稚園の先生の言葉がきっかけで,近くの日展画家,故益山英吾さんに高校まで通った。「そのころからずっと,絵を描くのは,息ををしたり,ご飯を食べるのと同じ」。京都に憧れて入学した京都教育大,旧文部省からの派遣で留学したフランスのパリ国立美術大で学んだ後,画家と教師を両立してきた。
 パリの恩師の「教えるというより,どれだけ生徒にかかわるかが大事」という言葉がいつも胸にある。西城陽中では伝統産業の金銀糸を使った授業を考案。久御山中では特産の淀大根をモチーフにデザインを教える。地域性を生かした授業も評価が高い。 
 
     牛をテーマにしたのは,教師になってから。「何があっても,一生懸命,頑張って生きてほしい」という生徒への願いが,生命感あふれる牛の姿に重なる。牛を求めて訪れた国は17ヶ国。「素朴でユーモアのある牛のエネルギッシュな魂を表現したい。90歳ぐらいまで,描きたい」雅号は旧姓の「赤木睦代」。久御山町佐山在住。(今口規子)




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